なんと卵の殻を再利用した内装仕上げ材をご紹介します。
エコである上、調湿、消臭など機能性に富んだ内装材です。木や、グリーンに合う
ナチュラルな質感で、一味違った雰囲気を演出してくれます。

エッグウォール
自然素材を利用した仕上げ材というと、珪藻土、漆喰、無垢材、自然塗料等、様々な種類があり
その素材の持つ暖かみや質感が住まいのインテリアを豊かにしてくれます。
設計の打ち合わせをしていても、興味がある方は多くいらっしゃいますが
材料費、施工費共に高価なため、予算の都合上仕方なく諦めるお客様も多いです。
このエッグウォールは卵の殻を細かく粉砕、乾燥させたものを紙に吹き付け、クロス屋さんが施工できるように
製品化したもので、とても暖かみがあり、シンプルかつ、一味違った表情を作り出してくれます。
価格は普通のビニールクロスよりは高いですが、ほかの珪藻土や漆喰と比べるととてもリーズナブルです。
メリット
*卵の殻の質感が作り出す雰囲気がすばらしい!
*珪藻土等、他の自然素材系内装材に比べローコストでいける!
*調湿機能が高く、ジメジメ、カビ、過乾燥から守る。
*消臭機能があり、ペットを飼っているお宅におすすめ。
デメリット
*ビニールクロスと同様継ぎ目が空いてくる可能性がある。
*施工はビニールクロスより難しい。
*汚れ易い。(消しゴムや専用のチョーク補修材で対処可)
天然スタイル土壁
何やらスゴイ名前ですが、こちらも卵の殻を利用した内装材ですが、エッグウォールとは異なり、左官材料です。
更に卵の殻だけでなく、5種類の天然素材を使用しているという、こだわりの塗り壁です。
先日、東京ビックサイトで開催された「ジャパンホーム&ビルディングショー」にも出展されていましたが、
メーカーの方がこの材料について熱く語っていました。
石膏ボードに直接施工できる塗り壁材で、「工期短縮」「メンテナンス性」「表面強度の向上」などを重点に開発され、
コストパフォーマンスに優れた製品です。塗りやすく、扱いやすい製品として認知されているようです。
この手の自然素材系の材料で施工性やメンテナンス性が優れているのは、とてもいいですよね。
いくら素敵な材料でも、施工が難しく職人さんの技量に左右されてしまったり、汚れやキズの補修が難しいと
使用するのに躊躇してしまいます、、。
もちろん、こちらの材料も調湿性能、消臭性能が高く、さらに化学物質を吸着する性質もあるようです。
他にも、エッグタイル、卵漆喰などのラインナップがありますが、
今回は私が気になった2つの材料を紹介させていただきました。
エッグウォールと天然スタイル土壁は、自宅を造る際にも是非使ってみたいと思う材料でした。